実行委員長挨拶

2021年度札幌大会の開催に向けて
大会実行委員長
森 春英
北海道大学 大学院農学研究院 教授

 日本応用糖質科学会2021年度大会(第70回)の開催に向けて実行委員会を代表してご挨拶申し上げます.
 大会を札幌に迎えられることを大変嬉しく思います.札幌での大会開催は,前回2011年度大会(第60回)以来10年ぶりになります.本年度大会は,先行き不透明なコロナ禍の状況の中,札幌の現地とオンラインのハイブリッドで開催いたします.昨秋の長野大会はオンライン開催で成功を収めました.オンライン開催には,大会の確実な開催や参加の安全性に加え,時間と空間に縛られない利点があります.一方で,もどかしく感じることも多く,対面の必要性をあらためて強く感じます.本大会では,ハイブリッドとして両者の利点をバランス良く取り込むように準備いたしました.
 産学官からの多数の参加者が一堂に集まれる状況を期待していますが,現地への来場については,ご参加の方がそれぞれの地域的状況やご自身や同行者の体調などを見ながらオンライン参加を随時ご自由に選択いただけます.現地開催プログラムはすべてオンラインで中継します.
 現地開催は9月1日(水)~2日(木)の2日間,札幌駅にほど近い共済ホール1会場で行います.従来の3日間の内容を応用糖質フレッシュシンポジウム(一般公開)も含めて2日にまとめて行います.十分に広い会場で感染対策には万全を期します.
 一般発表は,8月26日(木)~9月10日(金)にオンラインのwebポスター(動画も可)で行います.現地開催期間の前にも後にも十分視聴時間がありますので十二分にご活用ください.Webポスターに加えて,希望者は現地開催のフラッシュ発表を行えます.リアルの会場で口頭発表する機会が少ない昨今です.一般発表を行う方は是非お申込みの上,当日は短時間ですが壇上でご発表ください.(オンライン参加の方は動画ファイルでの発表も可能です).
 企業展示は,これまでも企業・団体のご協力を頂きながら行われてきました.本大会では現地展示に加え,オンライン展示も行います.従来の研究者・技術者向けの内容に加え,学生向けに企業・団体の魅力を発信する場としても利用できます.大会参加の学生皆さんは,企業の研究を発表を通して知るとともに,現地展示ブースやオンライン展示で企業の方と直接交流する機会として活用してください.
 参加登録は,オンラインを含むため現地開催よりも早期に締め切ります.登録は発表の有無等にかかわらず必要です.ご注意いただき,お早目に参加登録をお済ませいただきますようお願いいたします.
 以上,札幌大会について簡単に説明いたしました.大会実行委員会では,ウィズコロナ対応と,ポストコロナの新たな大会の様式も見据えながら,北海道支部をあげて準備を進めています.多くの皆様のご参加とご発表をいただき,本大会期間を有意義なものとして頂きますようお願い申し上げます.

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